むくみ
愛知県一宮市の本町商店街内にある本町さとう内科クリニックでは、多くの方が悩まされる「むくみ」の診療に力を入れています。むくみは日常的な疲れや塩分の取りすぎで起こることもありますが、実は心臓や腎臓、血管の病気が隠れているサインである場合も少なくありません。当院の院長は、日本循環器学会認定 循環器専門医および日本内科学会認定 総合内科専門医の資格を持っており、むくみの背後に重大な疾患が潜んでいないかを専門的な視点で見極めます。尾張一宮駅から徒歩5分という立地を活かし、地域の皆さんが「これくらいで受診してもいいのかな」と迷うような些細なむくみでも、気軽に相談できる体制を整えています。当院では心臓超音波検査(心エコー)などを即日実施し、その場で結果を説明することが可能です。患者さんの不安を一日でも早く解消し、健やかな毎日を取り戻すお手伝いをいたします。
むくみの原因
むくみ(浮腫:ふしゅ)とは、血液中の水分が血管の外に染み出し、皮膚の下の組織に溜まってしまった状態を指します。その原因は多岐にわたり、一時的なものから治療が必要な疾患まで様々です。当院では、患者さんの生活背景を伺いながら原因を特定していきます。
生活習慣に関連する原因
日常生活の中で起こるむくみの多くは、重力や生活習慣の影響によるものです。以下のようなケースがよく見られます。
- 長時間の立ち仕事やデスクワークで足の血流が滞る
- 塩分の摂りすぎによって体内に水分を溜め込みやすくなる
- アルコールの摂取により血管が広がり水分が漏れ出す
- 運動不足によるふくらはぎのポンプ機能の低下
内臓疾患や全身性の原因
全身の臓器の機能が低下することで、水分の調整ができなくなりむくみが生じることがあります。これらは早急な診断と治療が必要な場合があります。
- 心臓のポンプ機能が弱まり血流が滞る心不全
- 腎臓のろ過機能が低下し尿として水分を出せなくなる腎障害
- 肝臓でタンパク質(アルブミン)が作れなくなる肝硬変
- 甲状腺ホルモンの異常による代謝の低下
腎臓の働きについては「糖尿病の合併症③腎障害」のページでも詳しく解説しています。むくみが続く場合は注意が必要です。
お薬による副作用
服用しているお薬が原因でむくみが出ることもあります。特に血圧を下げるお薬の一部や、痛み止め(鎮痛剤)、漢方薬の一部などが原因となることがあります。もし新しいお薬を飲み始めてからむくみが気になり出した場合は、お薬手帳を持って当院へご相談ください。
むくみによって引き起こされる病気やサインとなる病気
むくみそのものが病気というよりも、むくみは「体の中で何かが起きている」ことを知らせる重要なサインです。むくみがきっかけで見つかる代表的な疾患について説明します。
心不全(しんふぜん)
心不全とは、心臓の動きが悪くなり、全身に十分な血液を送り出せなくなった状態を指します。血液が渋滞を起こすため、足や全身にむくみが現れます。放置すると肺に水が溜まり、息切れや動悸の原因となります。当院は循環器専門医として、この心不全の早期発見を得意としています。
心不全の詳しい症状については「心不全について」のページを参照してください。
腎不全・ネフローゼ症候群
腎臓は血液をろ過して余分な水分や老廃物を尿として捨てる役割を持っています。この機能が低下すると、体の中に水分や塩分が溜まり、強いむくみが生じます。また、尿の中に大切なタンパク質が漏れ出してしまう「ネフローゼ症候群」でも、顔や足がパンパンにむくむことがあります。
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)
足の血管(静脈)にある逆流防止弁が壊れてしまい、血液が足に溜まってしまう病気です。足の血管がボコボコと浮き出たり、夕方になると足がひどくむくんだり、だるさを感じたりするのが特徴です。片足だけが特にむくむ場合などは、この病気の可能性があります。
深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)
いわゆる「エコノミークラス症候群」です。足の深いところにある静脈に血の塊(血栓)ができてしまう病気です。片方の足が急に腫れ上がり、痛みや赤みを伴うことが多く、血栓が飛んで肺の血管に詰まると命に関わることもあるため、迅速な診断が求められます。
むくみの処置や治療法
むくみの治療は、その原因となっている疾患の治療と、症状を和らげるための対症療法の二段構えで行います。一宮市の本町さとう内科クリニックでは、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療計画を提案します。
原因疾患の治療
まずは何が原因でむくんでいるのかを特定することが最優先です。検査の結果に基づいて、以下のような治療を行います。
- 心不全が原因であれば、心臓の負担を減らすお薬を調整します
- 腎機能の低下が原因であれば、血圧の管理や食事療法を行います
- 糖尿病が原因の腎障害であれば、血糖値を適切にコントロールします
糖尿病管理については「糖尿病について」のページで詳しく説明しています。
生活習慣の改善指導
病的な原因が軽微である場合や、生活習慣が大きく関わっている場合は、日常生活での工夫をアドバイスします。無理のない範囲で取り組めるようサポートいたします。
- 減塩の徹底(味付けの工夫や外食の選び方など)
- 足の挙上(寝る時に足を少し高くして血流を促す)
- ふくらはぎの筋肉を動かす適度なウォーキング
- 弾性ストッキング(医療用の着圧ソックス)の着用による圧迫療法
お薬による治療(利尿剤など)
体の中に溜まりすぎた水分を尿として排出させるために、利尿剤を使用することがあります。ただし、利尿剤は単に水分を出すだけでなく、血圧や電解質(ナトリウムやカリウムなど)のバランスに影響を与えるため、慎重な管理が必要です。当院では定期的な血液検査を行いながら、安全に配慮して処方いたします。
漢方薬の活用
西洋医学的な検査で大きな異常が見つからないものの、むくみが辛いという場合には漢方薬が効果を発揮することがあります。当院では漢方外来も設けており、患者さんの体質(証:しょう)に合わせて、水の巡りを良くする漢方薬を選択します。
漢方によるアプローチについては「漢方外来」のページをご覧ください。
むくみについてのよくある質問
Q1. むくみがある時は、水分を控えたほうが良いですか?
A1. 自己判断で極端に水分を控えるのは危険です。脱水症状を招いたり、血液がドロドロになって血栓ができやすくなったりするリスクがあるからです。心不全や腎不全で医師から水分制限を指示されている場合を除き、適切な量の水分補給は必要です。まずは当院で原因を確認しましょう。
Q2. むくみが片足だけに出るのは、何か悪い病気でしょうか?
A2. 片足だけのむくみは、血管の詰まり(血栓)や静脈瘤、リンパ浮腫など、その足の循環に問題があるサインであることが多いです。特に急に腫れて痛みがある場合は、深部静脈血栓症などの可能性もあるため、早めに医療機関を受診してください。
Q3. むくみで受診する際、どのような検査をしますか?
A3. 当院ではまず問診と診察を行い、必要に応じて血液検査、尿検査、胸部レントゲン、心電図検査を行います。また、心臓や血管の状態を詳しく診るために心臓超音波検査(心エコー)をその日に実施することも可能です。これにより、内臓由来のむくみを迅速に判別できます。
Q4. むくみを予防するための効果的な食べ物はありますか?
A4. 余分な塩分を排出する働きがあるカリウムを多く含む食品(バナナ、ほうれん草、芋類など)がおすすめです。ただし、腎臓の機能が低下している方はカリウムの制限が必要な場合があるため、注意が必要です。まずはご自身の腎機能を把握することが大切です。
院長より
「たかがむくみ」と思わずに、ぜひ一度お話しを聞かせてください。私たち本町さとう内科クリニックは、一宮市の方々が安心して通える「むくみの外来」として、専門性の高い医療を身近に提供することを目指しています。私は循環器専門医として、これまで多くの心不全や血管疾患の患者さんを診てきました。むくみは体が発している「助けてほしい」というサインかもしれません。当院では心エコー検査などを即日行い、その病気である可能性を「否定(病気を否定する)」したり、もし病気が見つかれば早期に治療を開始したりすることが可能です。病状を正確に把握し、適切な治療を行うことで、将来的な病気の悪化という「リスク因子(原因となる要素)」を一つずつ減らしていくことができます。不安な気持ちを抱えたまま過ごすのではなく、まずは相談に来てみてください。スタッフ一同、笑顔で丁寧に対応し、皆さんが「ここに来てよかった」と安心できるような診療を心がけています。提携駐車場もございますので、お車の方も安心してお越しください。
専門的な相談をご希望の方は「むくみの外来・動悸の外来」のページも併せてご覧ください。
