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帯状疱疹について

帯状疱疹は、多くの人が子供の頃に経験した水ぼうそうのウイルスが、数年から数十年の時を経て再び活動を始めることで引き起こされる病気です。体の片側にピリピリとした刺すような痛みを感じ、その後、赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが大きな特徴です。愛知県一宮市の本町さとう内科クリニックでは、尾張一宮駅から徒歩5分という通いやすい立地を活かし、地域の皆さんがこのつらい症状に悩まされることなく、早期に治療を開始できるよう体制を整えています。特に50代以降の方は免疫力の低下により発症リスクが高まり、放置すると「帯状疱疹後神経痛」という長期にわたる神経の痛みに移行する恐れがあります。当院では、内科および循環器内科の視点から全身の健康状態を把握し、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた最適な治療法を提案しています。少しでも体に違和感や痛みを感じたら、どうぞお早めにご相談ください。

帯状疱疹の症状について

帯状疱疹の症状は、多くの場合、体の左右どちらか一方に現れる痛みから始まります。この痛みは、神経に沿ってウイルスが移動するために起こるもので、患者さんによって表現は様々ですが、以下のような経過をたどることが一般的です。

初期段階の痛みと違和感

皮膚に目立った変化が出る数日前から、特定の部位にピリピリ、チクチク、あるいはズキズキとした痛みを感じるようになります。中には、虫に刺されたような感覚や、焼け付くような熱感として自覚される方もいます。この段階ではまだ発疹が出ていないため、筋肉痛や他の内臓疾患と勘違いされることも少なくありません。

皮膚症状の出現(赤い発疹と水ぶくれ)

痛みが始まってからしばらくすると、その部位に一致して赤い発疹が現れます。発疹は神経の分布に沿って帯状に広がり、やがて中央に透明な液体を含んだ水ぶくれ(水疱)へと変化します。この時期は、痛みが最も強くなる傾向があり、衣類が擦れるだけでも激痛を伴うことが多く、日常生活に支障をきたす場合もあります。症状の詳細については「一般的な内科の病気」のページを参照してください。

回復期とかさぶたの形成

発症から2週間から3週間ほど経過すると、水ぶくれが破れて乾き始め、かさぶた(痂皮)になっていきます。かさぶたが剥がれ落ちると皮膚の炎症は治まりますが、皮膚が元通りになるまでにはさらに時間がかかることもあります。また、免疫力が著しく低下している場合は、全身に症状が広がることもあるため、注意深く経過を観察する必要があります。

帯状疱疹の原因について

帯状疱疹の直接的な原因は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)と呼ばれるウイルスです。このウイルスは、私たちが幼少期に水ぼうそう(水痘)にかかった際に体内に侵入し、病気が治った後も消滅することなく、脊髄近くの神経節という場所に潜伏し続けます。

ウイルスの再活性化

通常、ウイルスは免疫の力によって活動を抑えられていますが、加齢や疲労、強いストレス、あるいは病気による免疫力の低下をきっかけに再び活動を始めます。再活性化したウイルスは、神経を伝って皮膚へと移動し、そこで増殖することで炎症と強い痛みを引き起こします。つまり、過去に水ぼうそうにかかったことがある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があるのです。

発症の引き金となる要因

免疫力が低下する要因は多岐にわたりますが、臨床現場では以下のような状況が重なった際に発症しやすくなると考えられます。

  • 加齢にともなう免疫機能の自然な低下(特に50歳以上)
  • 過労や睡眠不足が続くことによる身体的な消耗
  • 精神的な強いストレスや悩みによる自律神経の乱れ
  • 糖尿病などの慢性疾患による全身状態の悪化

帯状疱疹の種類と合併症

帯状疱疹はその出現場所や合併症の種類によって、重症度やその後の対応が異なります。単なる皮膚の病気と侮らず、全身に関わる問題として捉えることが大切です。

帯状疱疹後神経痛(PHN)

最も頻度の高い合併症が、この帯状疱疹後神経痛です。通常は皮膚の症状が治まれば痛みも消えますが、神経がウイルスによって深く傷つけられた場合、発疹が消えた後も数ヶ月から数年にわたって痛みが残ることがあります。この状態は、神経の痛みに対する専門的なアプローチが必要となるため、早期治療による予防が非常に重要です。

顔面や眼の帯状疱疹

顔、特に目の周りや鼻の先に症状が出た場合は要注意です。ウイルスが目に関わる神経を攻撃すると、角膜炎や結膜炎を引き起こし、最悪の場合は視力低下や失明の恐れもあります。また、耳の周りに現れた場合は、難聴やめまい、顔面神経麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)を伴うこともあるため、迅速な対応が求められます。

内臓疾患との関係

帯状疱疹が頻繁に再発したり、広範囲に広がったりする場合、背景に大きな病気が隠れている可能性を否定(病名を除外すること)できません。当院では循環器専門医としての知見を活かし、心臓や血管の健康状態を含めた全身的なチェックを行い、隠れたリスク因子がないかを確認しています。

帯状疱疹の治療法について

治療の基本は、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の使用です。これに加え、今ある痛みを和らげるための対症療法を組み合わせて行います。

抗ウイルス薬による薬物療法

発症から72時間(3日)以内に治療を開始することが、最も効果的であると言われています。抗ウイルス薬は飲み薬が中心ですが、重症の場合や飲み薬が難しい場合は、点滴治療が必要になることもあります。薬を飲み始めるのが早ければ早いほど、ウイルスによる神経へのダメージを最小限に抑えることができ、後遺症のリスクを減らすことが期待できます。

痛みをコントロールする治療

帯状疱疹の痛みは非常に強いため、我慢せずに適切な鎮痛薬を使用することが推奨されます。通常の解熱鎮痛薬から、神経の痛みに特化した薬剤まで、患者さんの痛みの程度に合わせて処方します。痛みを適切に抑えることは、ストレスを軽減し、自己免疫力を高めることにもつながります。

安静と栄養管理

帯状疱疹は「体が休みなさい」というサインを出している状態です。治療期間中は、激しい運動を避け、十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけることが大切です。当院では、生活習慣のアドバイスも丁寧に行い、早期の寛解(症状が落ち着いて安定した状態)を目指します。

帯状疱疹の予防接種について

現在、50歳以上の方を対象に、帯状疱疹を予防するためのワクチン接種が可能となっています。予防接種は、発症そのものを抑えるだけでなく、もし発症してしまった場合でも重症化や帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐ大きなメリットがあります。詳細については「予防接種」のページを参照してください。

ワクチンの種類と特徴

現在、日本で使用されているワクチンには、主に以下の2種類があります。それぞれの特徴を理解した上で選択することが重要です。

  • 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)・・毒性を弱めたウイルスそのものを使用するタイプ。1回の接種で済みますが、予防効果は数年で低下する傾向があります。
  • 不活化ワクチン(シングリックス)・・ウイルスの成分のみを使用した新しいタイプ。2回の接種が必要ですが、予防効果が非常に高く、持続期間も10年近くと長いのが特徴です。

料金について

一宮市にお住まいの方は、自治体からの助成金制度があります。下記をご参照ください。

定期接種:2025年度に65歳/70歳/75歳/80歳/85歳/90歳/95歳/100歳以上になる方

任意接種:一宮市に住民票がある+50歳以上+定期接種の該当年齢ではない+今までに助成を受けたことがない方

定期接種 乾燥弱毒性水痘生ワクチン ビケン(1回打ち) 3000円
定期接種    シングリックス(2か月以上あけて2回打ち) 1回目:7000円  2回目:7000円 合計14000円

 

任意接種 乾燥弱毒性水痘生ワクチン ビケン(1回打ち) 1600円(市からの5000円補助使用後)
任意接種 シングリックス(2か月以上あけて2回打ち) 1回目:17000円(市からの5000円補助使用後)  2回目:22000円 合計39000円

 

自費価格 乾燥弱毒性水痘生ワクチン ビケン(1回打ち) 6600円
自費価格 シングリックス(2か月以上あけて2回打ち) 1回目:22000円 2回目:22000円  合計44000円

定期接種、任意接種などの詳細やワクチンに関しては市のホームページをご参照ください。

 

帯状疱疹についてのよくある質問

Q1. 周囲の人にうつることはありますか?

A1. 帯状疱疹そのものがうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことがない人(特に小さなお子さん)には、水ぼうそうとしてうつる可能性があります。水ぶくれの中にはウイルスが含まれているため、かさぶたになるまでは接触を避けるようにしてください。

Q2. 2回以上かかることはありますか?

A2. かつては一度かかれば一生かからないと言われていましたが、近年では再発するケースも報告されています。免疫力が低下している場合は、数年後に再び発症することもあるため、過去にかかったことがある方でも予防接種を検討する価値は十分にあります。

Q3. お風呂に入っても大丈夫ですか?

A3. 基本的には入浴して体を温める方が、血行が良くなり痛みが緩和されることが多いです。ただし、水ぶくれが破れている場合は、優しくシャワーで流す程度にし、患部を強く擦らないように注意してください。

Q4. 跡は残りますか?

A4. 早期に適切な治療を行えば、跡を残さず治ることがほとんどです。しかし、無理に水ぶくれを潰したり、二次感染を起こしたりすると、色素沈着や傷跡が残ってしまうことがあります。患部は清潔に保ち、触らないように心がけましょう。

Q5. 何科を受診すれば良いですか?

A5. 皮膚の症状が中心ですが、強い痛みや全身の倦怠感を伴うことが多いため、内科での受診も非常に有効です。本町さとう内科クリニックでは、全身の状態を管理しながら、適切な処方とアドバイスを行っています。

院長より

本町さとう内科クリニックの院長、佐藤暢祐です。私は、日本内科学会認定 総合内科専門医、そして日本循環器学会認定 循環器専門医として、日々多くの患者さんの診察にあたっています。帯状疱疹は単なる皮膚の炎症ではなく、体からの「SOS」のサインであることが少なくありません。特に一宮市本町の商店街にお住まいの方や、尾張一宮駅を毎日利用される働き盛りの世代の方々は、知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでしまっていることがあります。当院では、心電図や心臓超音波検査などを即日で実施できる体制を整えており、帯状疱疹の背景に隠れた血管や心臓への負担、生活習慣病のリスクまでを総合的に判断できる強みを持っています。早期発見と適切な薬剤選択こそが、後の人生の質を左右する帯状疱疹後神経痛を回避する唯一の道です。当院では漢方外来も設けており、標準的な治療に加えて、痛みの緩和や体力の回復を助ける漢方薬の提案も行っています。「これくらいで受診してもいいのかな?」と迷う必要はありません。ピリッとした痛みを感じたら、どうぞ安心してお気軽に本町さとう内科クリニックへお越しください。

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