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微小血管狭心症について

微小血管狭心症は、心臓の表面を流れる太い血管(冠動脈)ではなく、その先の非常に細い血管である「微小血管」の血流が悪くなることで、胸の痛みや圧迫感が生じる病気です。一般的な狭心症の検査では異常が見つかりにくいため、原因がわからず不安な日々を過ごされている方も少なくありません。特に40代から60代の更年期以降の女性に多く見られるのが特徴です。愛知県一宮市の本町さとう内科クリニックでは、日本循環器学会認定 循環器専門医である院長が、こうした「見えにくい不調」に対して丁寧に耳を傾け、精密な診断を行います。尾張一宮駅から徒歩5分の通いやすい環境で、心電図や心臓超音波検査による即日の評価も可能です。胸の違和感を「年齢のせい」や「気のせい」と諦めず、ぜひ一度ご相談ください。

微小血管狭心症の症状について

微小血管狭心症の症状は、一般的な狭心症とは少し異なる特徴を持っています。患者さんが診察室でよくお話しされる具体的な症状について解説します。ご自身の状態と照らし合わせてみてください。

胸の痛みや圧迫感の持続時間

通常の労作性狭心症では、胸の痛みが数分程度で治まることが多いのですが、微小血管狭心症の場合は10分以上から数時間にわたって鈍い痛みが続くことがあります。痛みの強さは人それぞれですが、ズキズキとした痛みや、胸が重苦しく圧迫されるような感覚を訴える方が多いのが特徴です。

症状が現れやすいタイミング

階段を上るなどの運動時に限らず、安静にしている時や、就寝中、あるいは明け方に症状が出ることがあります。また、精神的なストレスや寒暖差が引き金になることも珍しくありません。いつ起こるかわからない不安が、患者さんの生活の質に影響を与えることもあります。

胸以外の場所に現れる違和感

胸の中央だけでなく、喉のつかえ感や顎の痛み、あるいは左肩から腕にかけてのしびれのような感覚として現れることもあります。これを放散痛と呼びます。心臓の不調とは思わず、歯科や整形外科を受診した後に当院へ来られる患者さんもいらっしゃいます。

胸の不調に関する詳細は「胸痛」のページも併せて参照してください。

微小血管狭心症の原因について

心臓の筋肉(心筋)に酸素を届ける微小な血管の働きが、何らかの理由で損なわれることが原因です。主に以下のような要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

女性ホルモンの減少

微小血管狭心症の患者さんの多くは女性であり、特に閉経前後の世代に集中しています。血管を広げる働きを助ける「エストロゲン」という女性ホルモンが減少することで、血管の調節機能が不安定になり、微小な血管がけいれんしたり、十分に広がらなくなったりします。

女性特有の体調変化については「更年期症候群について」のページも確認してみてください。

生活習慣と血管への負担

高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、微小な血管の壁を硬くしたり、働きを弱めたりする要因となります。これにより血管のしなやかさが失われ、心臓が必要とする血液を十分に供給できなくなります。当院では生活習慣病の管理にも力を入れており、血管の健康維持をサポートします。

自律神経の乱れとストレス

血管の収縮や拡張は、自律神経によってコントロールされています。過度なストレスや疲労、睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが崩れて血管が異常に収縮しやすくなります。現代社会において、ストレス管理は心臓の病気を予防する上でも非常に重要な要素です。

微小血管狭心症の検査と診断

微小血管狭心症の診断が難しいとされる理由は、冠動脈造影(カテーテル検査)を行っても、太い血管に詰まりが見られないからです。当院では以下のようなステップで、多角的に診断を進めていきます。

詳細な問診

いつ、どのような時に、どのくらいの時間症状が続くのかを詳しく伺います。微小血管狭心症には独特のパターンがあるため、患者さんのお話が診断の大きな手がかりになります。些細な違和感でも、遠慮なくお伝えください。

即日対応可能な心臓超音波検査(心エコー)

当院では、心臓超音波検査を即日実施し、その場で結果を説明することが可能です。心臓の動きや弁の状態、心筋の厚さを観察することで、胸の痛みの原因が他の疾患(弁膜症や心肥大など)ではないかを確認します。苦痛のない検査ですので、安心して受けていただけます。

当院の検査機器については「院内機器」のページで詳しく紹介しています。

安静時およびホルター心電図検査

心臓の電気的な動きを記録します。安静時の記録だけでなく、日常生活の中で症状が出た時の心電図(ホルター心電図)を記録することで、目に見えにくい変化を捉えることができます。微小な血管の異常であっても、心筋への酸素不足が心電図に現れることがあります。

微小血管狭心症の治療法について

治療の目的は、症状を緩和して生活の質を向上させることと、将来的な心不全などのリスクを軽減することにあります。当院では患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療計画を提案します。

薬物療法

血管の過剰な収縮を抑えたり、広げたりするお薬を使用します。一般的な狭心症で使われるニトログリセリンが効きにくい場合もあるため、以下のようなお薬を組み合わせて調整します。

  • カルシウム拮抗薬・・血管を広げて血流を促します。
  • ニコランジル・・血管を拡張させ、心臓への負担を減らします。
  • スタチン・・コレステロールを下げ、血管の機能を改善させます。
  • 漢方薬・・冷えや自律神経の乱れが関与している場合に併用します。

生活習慣の改善

血管への負担を減らすため、食事や運動の指導を行います。塩分を控えた食事や、適度な有酸素運動は、微小血管の機能を回復させる助けとなります。禁煙も極めて重要です。当院では禁煙外来も設けており、トータルでサポートする体制を整えています。

漢方外来の活用

当院には漢方外来があり、更年期特有の症状や冷え性が背景にある場合には、体質に合わせた漢方薬を処方します。西洋医学的なお薬だけでは改善しにくい、全身の微細なバランスの崩れを整えることで、胸の症状が和らぐ方も多くいらっしゃいます。

漢方によるアプローチに興味がある方は「漢方外来」のページをご覧ください。

微小血管狭心症についてのよくある質問

Q1. 検査で「異常なし」と言われましたが、胸の痛みが続いています。それでも受診して良いですか?

A1. はい、もちろんです。微小血管狭心症は一般的な健診や検査では見逃されやすい疾患です。患者さんが痛みを感じているという事実を大切に、循環器専門医の視点から詳しく再評価を行います。

Q2. 微小血管狭心症は、命に関わる大きな病気につながりますか?

A2. 太い血管が詰まる心筋梗塞に比べると、直ちに命の危険があるケースは少ないとされています。しかし、放置すると心臓の機能が徐々に低下したり、生活の質が著しく損なわれたりするため、適切なコントロールが必要です。

Q3. 更年期障害の症状だと思って我慢していましたが、見分ける方法はありますか?

A3. 更年期障害でも動悸や胸苦しさが現れるため、ご自身で判断するのは非常に困難です。当院では更年期症候群と循環器疾患の両面から診断を行うことが可能です。まずは不安を取り除くために検査を受けてみてください。

Q4. 治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

A4. 体質や原因となる生活習慣によりますが、お薬で症状が落ち着けば、継続的に内服しながら経過を見ていきます。更年期が過ぎてホルモンバランスが安定すると、自然に症状が軽快していく方もいらっしゃいます。

院長より

胸に違和感があるのに、検査を受けても原因がわからず「気のせいです」と言われてしまったら、とても悲しいですし、不安になりますよね。微小血管狭心症は、まさにそのような患者さんが多い病気です。私は日本循環器学会認定 循環器専門医として、目に見える大きな異常だけでなく、患者さんの体の中で起きている繊細な変化に寄り添いたいと考えています。

愛知県一宮市の本町商店街内にある当院は、尾張一宮駅から歩いて5分の場所にあります。お買い物のついでや、お仕事帰りにも立ち寄りやすい立地です。心臓の病気というと「怖い」イメージがあるかもしれませんが、私たちは患者さんが笑顔で帰れるような、温かみのある診療を心がけています。即日の超音波検査も可能ですので、何度も足を運ぶ負担を最小限に抑え、スピーディーに診断をお伝えします。一人で悩まずに、本町さとう内科クリニックのドアを気軽に叩いてください。私たちが全力で、あなたの心臓の健康をサポートします。

循環器疾患全般の診療方針については「循環器内科について」のページもご覧ください。

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