糖尿病の合併症➁網膜症
糖尿病の合併症
糖尿病の3大合併症は「神経障害」「網膜症」「腎障害」の3つになります。
頭文字から「しめじ🍄🟫」と覚えてくださいね。
細かい血管が傷つけられて生じる細小血管症ととばれます。
2回目の今回は網膜症について解説します。
糖尿病性網膜症
目の奥にある網膜が障害される状態です。現在失明原因の第二位が糖尿病性網膜症です(一位の緑内障とほぼ同率です)。
日本においては約300万人が糖尿病網膜症を発症、年間約3000人の方が失明されると言われています(日本眼科医会誌 2014;118:495-501 )。
糖尿病網膜症は、糖尿病になってから5-10年経過して発症するとされていますが、進行するまで症状が出ないこともあります。
網膜症の種類と受診目安(糖尿病ガイドライン2024より、あくまで受診目安で眼科医の指導に従う)
| 網膜症なし | 1年に1回受診 |
| 単純網膜症(点状出血や硬性白斑、網膜浮腫の出現あり) | 半年に1回受診 |
| 増殖前網膜症(網膜の虚血があり、軟性白斑や網膜内最小血管異常あり) | 2か月に1回受診 |
| 増殖網膜症(病状が進み、急激な視力低下をおこす可能性がある。硝子体出血の合併等) | 1か月に1回受診 |
2型糖尿病と診断された場合、すでに網膜症を発症している可能性があり、眼科受診は必須になります。
網膜症の治療
眼そのものの治療がまず重要ですが(レーザー光凝固術/抗VEGF薬投与、硝子体手術など)、これは眼科領域であり眼科Drに依頼させていただきます。
眼の治療に並行して、血糖コントロールが重要です。
当院では丁寧な問診を行い、食事療法・運動療法に加えて、適切な薬物療法を行っています。
血糖値やHbA1cはその場で結果がわかるようにしていますので、日々の食事や運動の結果や内服効果がすぐに評価できます。
詳細はリンクをご覧ください。 糖尿病について
まとめ:糖尿病網膜症に関しては必ず眼科受診をしましょう
糖尿病と診断された場合は、内科と並行して眼科も必ず受診しましょう。
自覚症状がなくても網膜症が進行している可能性がありえます。
早期発見・早期治療介入が非常に大切です。
