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頭痛について

頭痛の種類

頭痛は一次性頭痛(脳外科的に異常のない頭痛)と二次性頭痛(脳外科的に異常のある心配な頭痛)にわかれます。

二次性頭痛を疑うような、身体所見(例えば麻痺のような症状があったり、呂律困難があったり等)がある場合は速やかに近隣の総合病院にご紹介させていただきます。

以下では一次性頭痛(片頭痛や緊張型頭痛)に関して述べていきます。

緊張型頭痛とは

頚部~肩周囲の筋肉等の緊張により頭痛が生じる病態です。有病率は約20%と言われています。

一次性頭痛の中では最も多い頭痛の一つであり、世界人口での有病率は38%と言われています。緊張型頭痛には反復性緊張型頭痛(月に15日未満)と慢性緊張型頭痛(3か月を超えて、平均して1か月に15日以上)の2つに分類されます。両側性が多く、日常生活に支障はあっても、寝込むほどではないとされています。

片頭痛とは

日本の年間片頭痛有病率は8.4%といわれ、20~40代女性に多いとされています。一般的な片頭痛は頭の片側が脈を打つように痛く、月に1回から数回、数日痛みが継続する頭痛です。光や音、匂いに敏感になったり、動作で頭痛が増悪したり、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。

患者さんによっては「閃輝暗点」といって、目がチカチカしたり、視野がかけたりするする症状がでる患者さんもいます。筋緊張型頭痛よりも日常生活に支障をきたす痛みになることが多く、受診される方が多いタイプの頭痛になります。

当院の頭痛治療へのアプローチ

まず神経学的に異常がないことを確認します。頭痛の頻度や重症度に応じて、総合病院でのCT検査やMRI検査もご提案します。

その後西洋薬の治療としては、急性期の痛み止めと予防薬を状態に応じて処方させていただきます。

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)にもケアが必要で、鎮痛剤は適切に最低限の使用にとどめられるように調節が必要です。このため、当院では東洋学的な漢方薬もご提案します。

頭痛ガイドライン2021でも5種類の漢方薬が記載されています(呉茱萸湯、桂枝人参湯、五苓散、葛根湯、釣藤散)。この5種類以外も含めて、頭痛の形態や患者さんの全身の状態をみて、患者さんに合った漢方薬をご提案させて頂きます。

 

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