漢方外来
ご予約はこちらから 当院で処方させていただく漢方薬は保険適応です。
漢方薬とは
漢方の歴史は飛鳥時代(推古天皇の即位した593年~)にさかのぼります。中国の伝統医学が仏教などの文化とともに朝鮮半島経由で伝来しました。
その後遣隋使や遣唐使により中国から直接医学が導入されました。その後室町時代になり、貴族などの限られた人のための治療から、大衆の医療として変化していきました。江戸時代に入り、鎖国の影響で中国との交流が断絶したため、漢方は日本国内で独自に発展していきました。
2019年にはWHOの国際疾病分類(ICD11)に伝統医学の章として掲載され、国際的にも認められるようになりました。
新型コロナウイルスに対する漢方薬
新型コロナウイルスに対しても数多くの漢方薬が使用されました。このためコロナ禍では漢方薬が品薄の状態が続きました。
高山氏らの報告によると(J Infect Chemother.2023 Jul 26)、葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏の組み合わせがコロナウイルスによる発熱の緩和や重症化抑制に効果があることが確認されました。これは100年前のスペイン風邪がヒントになっています。
西洋医学では解決できない症状に対する治療選択肢として
当院は急性期の風邪症状に対しても葛根湯(ツムラ1番)や小青竜湯(ツムラ19番)、麦門冬湯(ツムラ29番)、また女性の3大漢方である当帰芍薬散(ツムラ23番)、加味逍遥散(ツムラ24番)、桂枝茯苓丸(ツムラ25番)なども、患者さんの状態に応じて積極的に処方しています。
それ以外にも頭痛、肩こり、腰痛症、冷え性、むくみ、頻尿、肥満、便秘症、花粉症、アトピー性皮膚炎、、、etc
一般的な処方である西洋薬で解決できればいいのですが、なかなか症状ができない患者さんがいらっしゃいます。
西洋薬も併用しつつ、なかなか改善できない症状に対して、漢方薬を使用することで、ゆっくり症状改善できる患者さんがいらっしゃいますので、ご希望の方はおっしゃってください。状態に応じた漢方薬をご提案させていただきます。
新型コロナ後遺症に対する漢方薬
頭痛、味覚障害や倦怠感、ブレインフォグなど、症状は多岐に渡ります。
すぐの完治は難しいかもしれませんが、漢方薬を使用することで回復の改善が期待できます。
お困りの症状のある方は、お気軽にご相談ください。
コロナ後遺症に関しては、自費診療のプラセンタ等も選択肢になります。